このスーパープレーが生まれたのは2019シーズンのJ1リーグ 第11節 2019/5/12
清水エスパルスvs川崎フロンターレの試合でした。
結果を先にお伝えすると、この試合川崎フロンターレが4-0で大勝し
10年ぶりの5連勝となっています。
レアンドロ・ダミアン選手はこの内2得点に絡み
その驚異のフィジカルを見せてくれました。
まずはこちらのプレーから観ていきましょう。
川崎DFのクリアボールを、前線のレアンドロ選手がキープします。
ここでまず、清水DFが一方的にジャンプして競りに行きますが、
レアンドロ選手はびくともしませんでした。
その後、諦めずにボールを奪いに行き、反対側からも清水の選手がチェックに行き
ライン際で2:1の構図となります。普通ならボールが出てしまいスローインなる
ところですが…
二人の選手を弾き飛ばして、ライン際を駆け上がっていきました。
このあと、エンドライン際までボールを運び、予想外のプレーで見事アシストを
決めてくれました。
このプレーも驚異的でしたが、試合終了間近のアディショナルタイムに決めた
このシュートは間違いなく今季のスーパーゴールの1つになるでしょう。
それでは早速観てみましょう。
すでにアディショナルタイムに突入したタイミングということもあり、
相手陣地内でしかもコーナーフラッグ間際であればそのまま時間稼ぎの
ボールキープを始めてもおかしくありませんでしたが、
すでに0-3で勝利がほぼ決まっていたこともありそうはしませんでした。
フォローに来てくれた川崎の選手とスイッチし、スイッチした選手がそのまま
エンドライン際をドリブルでゴールへ迫ります。
エンドライン際をドリブルしていた時点で、すでにゴール前で相手DFを背負っている
レアンドロ選手。
よくあるパターンで言えば、タイミングよくゴール前へ飛び込んでくるという
パターンですが、ここまであからさまに相手DFを背負っているシーンは
あまり見かけません。さながらアイスホッケーのゴール前のシーンようです。
ここから、グラウンダーのクロスがレアンドロ選手のもとへと向かいます。
この時点では、誰もバイシクルシュートが放たれるとは予想もしていなかったでしょう。
わかっていたのはレアンドロ選手のみです。
足元に入ったボールをポンと浮かせて、そこから体をのけぞらせて
そのままバイシクルシュートを放ちました。
強烈なバイシクルシュートはそのままゴールへと突き刺さりました。
どちらのプレーもレアンドロ選手の規格外のフィジカルの賜物ですが、
それに加えて確かな技術と日本人選手にはあまりない、アイディアが
光ったプレーでした。
それもそのはずで、レアンドロ選手は元ブラジル代表のFWでロンドン五輪では
得点王に輝いています。
それでは最後に2つのプレーをもう一度どうぞ。