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まさにトラップ。DFを罠にかけ置き去りにするボアテングの変態的プレー

驚きなのは彼がDFの選手であるということ。

少年時代からドイツのクラブチームの下部組織でプレーしていたことから彼の才能は
サッカーの本場ドイツでも間違いなく将来を嘱望されるレベルであったことは
疑いようのない事実でしょう。

2010年に多額の移籍金でマンチェスターシティへ移籍したにもかかわらず、
その翌年にはバイエルンミュンヘンへと移籍しているなど世界のビッグクラブが
その才能を欲している様子が伺えます。

今回はそんな、ボアテングの変態的スーパープレーを観てみましょう。

まさにトラップ。DFを罠にかけ置き去りにするボアテングの変態的プレー

このゴールが決まったのは2:2で迎えた後半9分。
同点の状況でまだ後半も序盤のこの段階でボアテングはゴール前へ顔をだしています。

左サイドからのアーリークロスをCFが竸り、イブラヒモビッチへつなごうとしますが
バルセロナのDFに阻まれます。

そのこぼれ球がゴール前まで上がっていたボアテングのもとへ。

高く上がったボールをジャンプしてトラップするその高さも驚嘆に値しますが、

その後のプレーでその印象も無きものとなります。

ボアテングにシュートを打たせまいと寄せてきたバルセロナDFをあざ笑うかのように
最初にボールに触った右足で、左足の外側を通す様なトラップでボールをゴール前へ。

DFは完全に裏をかかれ、追いつくことができません。

しかし、ボールを流したその先はゴールニアサイドポストよりも2〜3mほど外の位置。

決して多くのシュートコースが残っている状況ではありませんでした。

そう。どう考えてもゴールのファーポストをめがけてシュートを打つのが
セオリー中のセオリーという状況だったのです。

しかし、ボアテングは敢えてゴールキーパーの足元めがけて思い切りシュートを
放ちます。

ゴールキーパーもまさかニアポスト側へシュートが飛んでくるとは思ってなかったのでしょう。

足を出すことすらままならず、ボールはゴールへと吸い込まれていきます。

おそらくこのシーンだけを観た人は彼が生粋のフォワードだと信じて疑わないでしょう。

それほどまでにゴール前でのDFとの駆け引きや

その後のGKの裏をつくシュートはあまりにレベルが高いのです。

2011-2012シーズンといえばまだまだバルセロナが世界最強の名を
ほしいままにしていたときです。

そんなチームのDFをいとも簡単に抜き去り、ゴールを決めたDFは
後にも先にもボアテングだけではないでしょうか?

それでは、最後にもう一度

何度観てもすごすぎます。