去る2019年月17日J1リーグ第12節 浦和 vs 湘南の試合で、
Jリーグ史上もっとも「あり得ない」誤審が発生しました。
ピッチ上のほぼすべてのプレイヤー、スタンドで観戦していた観客や
ベンチ外の選手達、ベンチのスタッフ・選手が「ゴールした」と
判断したプレーがノーゴールと判定されました。
該当するプレーがコチラです。
※該当シーンから再生されます。
誰がどう観ても「ゴールラインを割っている」としか判断出来ないプレーです。
改めて連続画像で見てみましょう。
杉岡選手が得意の左足から放ったシュートは確かにゴールを割っています。
しかし、ノーゴールの判定となり、そのまま試合は続行されました。
当然選手やスタッフも猛抗議しましたが、判定は覆ることはありませんでした。
試合の後の監督インタビューで湘南の監督さんは選手に
「この試合やめるか?続けるか?」という質問を投げかけたそうです。
そして選手から「続ける」との声が上がったことから引き続き
指揮をとったと話していました。
この判定が生まれた時点で、浦和は2−0でリードしていました。
仮にこのプレーが正常にゴールの判定をされていたとしても2−1で
リードの状態は変わらず浦和有利の状態で試合は進んだはずです。
しかし、この判定と、この判定を期に生まれた湘南の一体感が
結果的に湘南に勝利をもたらしました。
判定には大きな疑問が残りましたが、湘南のチーム力が証明されることになりました。
さて、じゃあなぜこのような判定がなされてしまったのか?
についてはこちらの動画で分析されています。
まとめると、
①主審からはポストに当たるところまでは見えていたが、跳ね返る瞬間は
選手と重なって見えていなかったのではないか
②副審からは見えていたはずだが、ポストにあたって逆サイドのネットにあたっ
たたあとゴールの外へボールが出た軌道からラインを割っていないと判断した
のではないか
③結果副審からは主審へは「ラインを割っていない」という判断が伝えられ、
主審はそれを覆すだけの情報を持っていなかった。
ということのようです。
個人的には、見えたのか見えなかったのかは別として、ネットにあたったあとのあの軌道
は酷だったなと思います。
いずれにしても、個人攻撃をしても何も生まれないので
このようなヒューマンエラーを防ぐためにも、世界の潮流に習ってJリーグにも
VAR(バーチャル・アシスタント・レフェリー)が導入されると良いですね。
それにしてもDAZNは良質なコンテンツを提供してくれていて
サッカーファンとしてはありがたいばかりです。