往年の名プレイヤー

あり得ない軌道!衝撃のフリーキックを放ったのはイタリアの至宝デル・ピエロ

サッカー好きなら知らない人はいないでしょう。

あのイタリアの名門ユヴェントスで、ロベルト・バッジョの跡を継ぎ10番を背負った男。

アレッサンドロ・デル・ピエロ

ロベルト・バッジョから10番を継いだそのシーズンに、
・UEFAチャンピオンズリーグ
・トヨタカップ
・セリエA
を制覇しており、当時は名実ともにNo.1ファンタジスタでした。
1997-1998シーズンにはフィリッポ・インザーギやジダンとともに
超強力なトライアングルを形成し世界のサッカーシーンを席巻していました。
湯煎鳥栖は2006年に発覚したカルチョ・スキャンダル(サッカー賭博)で
セリエBへと降格処分となりましたが、

当時のデル・ピエロはそのままチームに残留しただけではなくセリエBで得点王となる活躍で見事1年でチームをセリエAへと引き上げたのです。

ちなみに、セリエB・セリエAの両方で得点王となったのはデル・ピエロが2人目だとか。
長いセリエの歴史でも史上2人しか成し遂げていない偉業を成しているというのは
驚きですね。
今回はそんなアレッサンドロ・デル・ピエロがUEFAチャンピオンズリーグで見せた
驚異的なフリーキック動画をご紹介します。

あり得ない軌道!衝撃のフリーキック

キーパーはデル・ピエロがボールを蹴った瞬間に向かって左へとステップを踏んでいます。

なんとなく観てしまうと、ゴールキーパーがただ読み間違えただけのように見えます。

しかし実際は違います。
デル・ピエロがボールを蹴った瞬間は確かにゴールキーパー向かって左側、
ゴールキーパーの右側へカーブするボールのように判断できる機動を確かに描いているのです。

しかし、キック直後にはゴールキーパーの右側へ弧を描いている様に見えたボールは
突如ゴールキーパーの左側へその進路を変えたのです。

ゴールキーパーは一瞬何が起こったかわからないでしょう。
そして、為す術無くゴールを決められてしまいました。

単なる無回転シュートであればここまで逆を突かれるということはないでしょう。

通常の無回転シュートであれば、ボールがブレるようにキーパーの方へ向かってくるため
確かに止めることが難しいのですが、ゴールキーパーがこの様な反応を示すことはありません。

デル・ピエロのこのフリーキックの凄さは途中までゴールの左側、ゴールキーパーの右側へ
向かうような軌道を描いていたにもかかわらず、突如その進路を変えてゴール右側、
ゴールキーパーの左側のネットへと突き刺さったことです。

それでは、もう一度観てみましょう。

チャンピオンズリーグという大舞台でこの様なシュートを決めたデル・ピエロ。
やはり今も昔も偉大な選手であることに疑いの余地はありません。