サッカー好きなら知らない人はいないでしょう。
あのイタリアの名門ユヴェントスで、ロベルト・バッジョの跡を継ぎ10番を背負った男。
アレッサンドロ・デル・ピエロ
超強力なトライアングルを形成し世界のサッカーシーンを席巻していました。
セリエBへと降格処分となりましたが、
当時のデル・ピエロはそのままチームに残留しただけではなくセリエBで得点王となる活躍で見事1年でチームをセリエAへと引き上げたのです。
驚きですね。
あり得ない軌道!衝撃のフリーキック
キーパーはデル・ピエロがボールを蹴った瞬間に向かって左へとステップを踏んでいます。
なんとなく観てしまうと、ゴールキーパーがただ読み間違えただけのように見えます。
しかし実際は違います。
デル・ピエロがボールを蹴った瞬間は確かにゴールキーパー向かって左側、
ゴールキーパーの右側へカーブするボールのように判断できる機動を確かに描いているのです。
しかし、キック直後にはゴールキーパーの右側へ弧を描いている様に見えたボールは
突如ゴールキーパーの左側へその進路を変えたのです。
ゴールキーパーは一瞬何が起こったかわからないでしょう。
そして、為す術無くゴールを決められてしまいました。
単なる無回転シュートであればここまで逆を突かれるということはないでしょう。
通常の無回転シュートであれば、ボールがブレるようにキーパーの方へ向かってくるため
確かに止めることが難しいのですが、ゴールキーパーがこの様な反応を示すことはありません。
デル・ピエロのこのフリーキックの凄さは途中までゴールの左側、ゴールキーパーの右側へ
向かうような軌道を描いていたにもかかわらず、突如その進路を変えてゴール右側、
ゴールキーパーの左側のネットへと突き刺さったことです。
それでは、もう一度観てみましょう。
チャンピオンズリーグという大舞台でこの様なシュートを決めたデル・ピエロ。
やはり今も昔も偉大な選手であることに疑いの余地はありません。