Jリーグ

J2リーグGOALS OF THE WEEK(2019年6月1日~6月2日)

2019年6月1日~6月2日に行われた、明治安田生命J2リーグ第16節。

11試合が行われ、25のゴールが生まれました。

それでは、早速動画を観ていきましょう。

第6位 中野 誠也 ファジアーノ岡山

*該当シーンから再生されます

最初に動画を観たときには、なぜこのパスが通ったのかとても不思議でした。

パスそのものは素晴らしいのですが、あまりにもきれいに裏を取られ過ぎています。

なんども動画を見るうちに気づいたことが2点。

・おそらく、中野選手とアシストした選手のロングワンツーから
ゴールが生まれたこと

・失点の原因は愛媛DFのラインが愛媛左サイドに掛けて斜めになってしまっていること

中野選手がこのラインの乱れに気づいていたのだとするととても素晴らしい
ワンツーと裏への走り込みでした。

そして、落ち着いたトラップとあれだけシュートコースが空いていたにもかかわらず
GKの股の下を抜くというのは驚きました。

これだけコースがあいていれば普通は右サイドを狙いたくなりますが、
確かに相手DFがシュートブロックに来ているので、自信があれば股下を
狙うのがベストチョイスだったかもしれません。

素晴らしいシュートでした。

 

第5位 福岡 晋平 京都パープルサンガ

*該当シーンから再生されます

ハーフウェイライン際からの、おそらく裏を狙ったロングパスだったのでしょうか。

結果的に相手の裏を取ることはできませんでしたが、相手DF陣の間に落ちたボールを
ポストプレーでうまくさばき、

それを拾った京都の選手がサイドへ展開。

サイドの選手が、味方選手の上がりを待つかのように相手と対峙したまま
時間を作り、

上がってきた福岡選手へパス。

そのパスを見事なコントロールショットで決めました。

第4位 イバ 横浜FC

*該当シーンから再生されます

横浜FCの右サイドの選手から、ゴールに向かいつつ離れていく、ファーポストの
選手へ向けたロングパスから生まれたゴールでした。

横浜FCの右サイドから…

アーリークロスのような、ロングパスのようなボールが入ります。
ゴール右の選手へピンポイントの素晴らしパス。

そのパスをヘディングで中へ折り返します。
これだけのロングパスなので、普通にヘディングで折り返すだけで精一杯に
なりがちですが、見事にコントロールされたボールはイバ選手へ。

イバ選手はしっかりマークされていましたが、バシッと相手DFを弾き飛ばして
見事なヘディングシュートを決めました。

ロングパスを起点とした、非常にダイナミックな展開からの
ビューティフルゴールでした。

第3位 寺田 紳一 栃木SC

*該当シーンから再生されます

FC町田ゼルビアの選手が自陣でキープしていたボールを奪う粘りのプレーが
起点となったゴールでした。

相手のボールをロストさせ、

そのボールを拾ったのが最終的にゴールを決めた
寺田紳一選手でした。

 

寺田紳一選手から右サイドの選手へ。

 

そして、ここからのワンツーで町田ゼルビアの右サイドは完全に崩されてしまいました。

個人的にはこのワンツーの前のタイミングまでは寺田紳一選手が決してゴール前に
ポジションをとっていなかったことです。

早めにゴール前へ入ってしまえば相手にマークされてしまったはずですが、

ギリギリまで待ったことでドフリーでシュートを打つことができました。

ここまでのゴールとは違い、シンプルにワンツーから完璧に崩したゴールでした。

第2位 ヤン・ドンヒョン アビスパ福岡

*該当シーンから再生されます

ドリブルでの左サイドの突破から、シンプルにクロスを上げてからの
ゴールという、ストロングスタイルなゴールでした。

DFから受けたボールを…

受けて、そのままドリブル開始。
ここから一気に加速するのかと思いきや、
大宮のMFの選手が近づいてくるまで少しスピードを抑えます。

大宮MFの選手が近づき、更に大宮のSBの選手も近づいてきたところで…


一気に加速し、抜き去ります。

そこから、ゴール前へのクロス。

ピンポイントのクロスのように見えましたが、下の画像のタイミングまで
ヤン・ドンヒョン選手にはしっかりと相手のマークが付いています。

最後の最後で体を投げ出して決めた、まさにスーパーゴールでした。

 

第1位 ピーター・ウタカ ヴァンフォーレ甲府

*該当シーンから再生されます

J2リーグ第16節のベストゴールは、元ナイジェリア代表でFC東京やサンフレッチェ広島
でも活躍したピーター・ウタカ選手のゴールでした。

ゴールまでの流れとしては、4位の横浜FCのイバ選手のゴールにも似ていましたね。

個人的にイバ選手のゴールシーンと異なるな、と感じたのは、
ヴァンフォーレ甲府の選手が右サイドから逆サイドのロングパスは明確に
ピンポイントのパスを狙っていたという点です。

しっかりと狙いを定めて蹴られたボールは…

ピンポイントで逆サイドの選手へ。

そのボールをダイレクトでゴール前のピーター・ウタカ選手へ。

ここもイバ選手のゴールとは異なりますが、このタイミングまで新潟DFのマークは
全く間に合っていません。ピーター・ウタカ選手は完全にドフリーで、基本通り
ボールを叩きつけてゴールを決めました。

第17節はどんなゴールが生まれるのでしょうか。