2019年6月15日に開幕する世界最古の大陸別のサッカー大会、コパ・アメリカ。
今回、20年ぶりに招待枠でそのコパ・アメリカに日本代表が参加するということもあり、
これまでにない盛り上がりと注目を見せています。
そのコパ・アメリカという大会についてサッカーの神様と呼ばれ、
かつて日本代表を率いたジーコがインタビューで語りました。
ちなみに、ジーコ自身も2度コパ・アメリカにブラジル代表として出場しています。
ワールドカップと同じくらい注目される大会だ
以下、動画より抜粋です。
ワールドカップと同じくらい注目される大会だ。
コパ・アメリカにはヨーロッパのトップで活躍するビッグネームが
たくさん出場するからね。
さらに、南米には世界一になった強豪国が揃っている。
その大陸でタイトルを獲得することはとても価値あることだ
しかし、優勝するのは簡単じゃない
近年は各国の選手が海外で経験を積みチームが洗練されてきている。
たとえネイマールやメッシがいてもチームとして強くなければ勝つのは難しい。
動画でも紹介されていますが、ジーコも語るとおりコパ・アメリカは非常にレベルの高い
大会です。例えばアルゼンチンは26年もの間南米王者の座から遠ざかっていますし、
ブラジルもここ数年はベスト8止まり、直近の大会に至ってはグループステージ敗退と
サッカー王国としてのプライドを失ってしまっています。
勝利を信じてこだわって戦って欲しい
記事の冒頭でも少しふれましたが、日本代表は20年前のトルシエジャパンの時代に
コパ・アメリカに出場しています。
当時は、1分け2敗でグループステージ敗退という結果でしたが、この時の主力メンバーで
ありフラットスリーの中心であった森岡隆三さんがインタビューに応えています。
インタビューの内容の通り、コパ・アメリカ大会本番前親善試合として日本で戦った
パラグアイ代表と、大会本番のパラグアイ代表は全く別のチームだったようです。
親善試合で戦ったときには、「大したことない、十分にやれる」 と感じたとの通り、
親善試合の結果は1−1の引き分けでした。
しかし、コパ・アメリカ本番では4−0での大敗を喫しています。
テレビで観る日本代表の試合の殆どは日本で行われる、圧倒的に有利な状況での
試合です。
仮に南米やヨーロッパの強豪との試合が実現したとしても、相手は1日・2日前に
飛行機での長旅を終えたばかりでコンディションも整わない相手です。
そして、そういった強豪国のスター選手たちにとって格下の日本代表を相手に本気を
出して戦うことのメリットは決して多くありません。
しかし、コパ・アメリカは全く事情がことなります。
南米の強豪国と、彼らが有利な状況での試合となるため彼らは決して日本に負ける
ということは許されません。
さらに、日本代表は若手主体ということもありグループリーグのチームの中で明らかに
「計算できる相手」であり勝利だけではなく「何点差をつけられるか?」というレベルで
勝利を前提として考えられているはずです。
そのような状況の中で、本気の強豪国・スター選手を相手に日本代表がどのような試合を
見せてくれるのか。そして、森岡隆三さんが言うように例え戦力的に圧倒的不利であっても
最後まで勝利を信じて戦ってくれる姿を、筆者もイチファンとして願っています。
楽しみなコパ・アメリカですが、日本ではDAZNで独占配信が決まっています。
初月無料で楽しめるのでこれを機会にぜひ、DAZNへ登録してみてください。
試合日程
6月18日(火)午前8時 vsチリ(FIFAランク15位)
6月21日(金)午前8時 vsウルグアイ(FIFAランク6位)
6月25日(火)午前8時 vsエクアドル(FIFAランク59位)
※日本はFIFAランク27位